よくわからなくなる「探偵」 と「興信所」
さてどちらがどう違うのでしょうか？
探偵と興信所は、調査業務に関連する異なる専門職です。以下に、それぞれの違いを説明します。
「探偵」と「興信所」の違い
「探偵」と「興信所」はどちらも同様の調査業務を行う仕事です。
探偵・興信所の昔からのルーツを探っていくと、
探偵・・・ 個人を相手にした素行調査・身元調査・浮気調査
興信所・・・企業を相手にした信用調査
をするというように分類されていました。
しかし現在では探偵が信用調査をおこなったり、興信所が素行調査や浮気調査をすることがあるので
明確な分け目が存在しなくなっています。
■信用調査とは
信用調査は企業や個人に融資を行うときに相手に支払い能力があるのか？を調べること。
融資業はお金を貸して、その利子で貸す側が儲けを得る仕組みです。
返済能力がない相手にお金を貸すのは、貸す側がお金を取り戻せない可能性がたかくなってしまい、お金を貸すリスクが大きいですから貸したくはないのは当然なことです。
「探偵」と「興信所」両者とも何かしらの『調査』をする目的で利用されます。
主に依頼される内容が「浮気調査・身元調査」と「人探し」です
探偵（Detective）
探偵は、個人や法人のクライアントからの依頼に基づいて、様々な調査業務を行います。これには浮気調査、不正行為の調査、人探し、資産の調査、事件の証拠収集、証言の取得などが含まれます。
探偵は通常、個人や法的な問題に関連したプライベートな調査を専門としています。
多くの国や地域で、探偵はライセンスや許可を取得する必要がある場合があり、法律に基づいて活動する必要があります。
興信所（私立調査事務所）
興信所は、法的な問題やビジネス上の調査を専門とする専門機関です。これには企業の背後調査、従業員のバックグラウンドチェック、詐欺の調査、知的財産権の侵害の調査、監査などが含まれます。
興信所は主にビジネス関連の調査を行うため、企業や法律事務所からの依頼を受けることが一般的です。
興信所の活動も、地域や国によって規制されることがあり、ライセンスや許可を持つことが必要な場合があります。
興信所は、企業や人々のために調査をするプロの人たちのこと
興信所は何をしているかというと、
- 人や企業の過去の情報を調べて、問題がないか確かめます。
- 企業が新しい社員を採用する前に、その人が信頼できるかどうかを調べます。
- 詐欺のような悪いことをしている人たちを見つけ、その証拠を集めます。
- 企業のアイデアや商品をコピーしたり、盗んだりする人たちを見つけ出し、それを止める手伝いをします。
- 特定の人や出来事を見張って、証拠を集めることもあります。
- 法廷で使える証拠を集め、法律の問題を解決するのに役立てます。
興信所は、大人たちのために調査をするプロの人たちで、個人や企業の問題を助ける役割を果たしています。
浮気調査・身元調査
「浮気調査」はパートナーの「浮気」をしているかどうかを調査します。
浮気の疑いを感じる時には、夫や妻の言動や行動がおかしくなります。
もし浮気をしているとした場合、パートナーに対しては徹底して対策をしているはずですので、浮気に気がつくのは困難です。
また離婚をするための証拠集め、離婚調停を有利にするための証拠集めとしても利用されます。
「身元調査」は相手の出自や経歴などを探ります。
、結婚する前に結婚相手の本人から聞き出せなかった身元を調べておくことで結婚生活への不安をなくすため
・就職・転職時にどんな人物であるのか採用後に問題を引き起こす可能性はないのかを企業が依頼する等
で利用されます。
人探し
「人探し」は失踪してしまった人、生き別れで会えなくなってしまった人、家出してしまった人、遺産相続をするために身内の人を探す等で
利用されます。
費用
「探偵」「興信所」での調査にかかる費用はほとんどが人件費です。
日数や案件に携わる人数によって上下しますが、料金相場は50〜80万程度です。
調査期間が伸びれば伸びるほど費用は積み重なっていきます。
事前にヒアリングがあるので見積もりがでます。
要するに、
探偵は主に個人的な問題に関連する調査を行い、興信所は法的な問題やビジネス関連の調査を専門としています。どちらもプライバシーと法的規制に注意を払いながら活動する必要があります。
コメント