この記事では「砂をかむよう」についての意味を解説していきます。
目次
「砂をかむよう」は慣用句
「砂をかむよう」は慣用句で2019年の文化庁調査で5割以上が誤った意味で使っていると明らかになった言葉です。
「砂をかむよう」の正しい意味
「砂をかむよう」は
『無味乾燥でつまらない様子』
という意味です。
文化庁調査では「砂をかむよう」の意味を4択のアンケート調査したところ
(ア):悔しくてたまらない様子 56.9
(イ):無味乾燥でつまらない様子 32.1
(ウ):(ア)と(イ)の両方 3.6
(エ):(ア),(イ)とは,全く別の意味 1.1 分からない 6.2
と上記の結果となり「砂をかむよう」の意味を誤って認識されていることがわかりました。
■平成30年度「国語に関する世論調査」の結果の概要より
http://www.bunka.go.jp/tokei_hakusho_shuppan/tokeichosa/kokugo_yoronchosa/pdf/r1393038_02.pdf
実際に砂を噛むとジャリジャリ感が残りつまらないというよりは
気持ち悪い感がすごいですけどね。
しじみ・あさり・はまぐりなどの貝を調理するときは
しっかりと砂抜きをしましょう。
「砂をかむよう」の使い方
・砂をかむよう
・砂をかむように
・砂をかむような思い
「砂をかむよう」の類義語
・おもしろくない
・苦々しい
・つまらない思い
・全く面白くない
本ページの情報は2019年10月時点のものです。
言葉の意味は言葉を使う人々によって時代、時間を経て変化していきます。
国語辞典も年々改定されて同じ言葉でも意味が少しずつ違っていっているんですよ。
国語辞典を集めて見比べている国語辞典フェチがいるくらいですから言葉の変化は面白いですね。
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